Takeaways from #01-10

英語ができるようになるまでの道のりは実にさまざまで、二人と同じ学習者はいません。日本育ちでも外国育ちでも、英語が得意でも苦手でも、内向的でも外向的でも、“理系”でも“文系”でも“体育会系”でも、「英語が使える人」になることは可能です。

それを示すために自らの経験を惜しみなく共有してくれた最初の10組・11人のインタビューから、がんばる学習者に届けたいメッセージを集めました。Takeaways from #11-20も、ぜひどうぞ。



※お名前をクリックすると、本編へ進みます。

#01. 村井 裕実子さん(マサチューセッツ工科大学メディアラボ 博士研究員)
めちゃくちゃな英語でも、胸を張って人に話しかけていった方が、自分のためにもいいし、まわりの人にとっても、私がどういう人間かがもっとわかるから、大事。だから、「気にしないで、もっとどんどんしゃべりかけていけよ」と思います。

#02. 平松 里英さん(通訳者)
私も、まだ(通訳が)雲の上のお仕事だったときには、「ネイティブよりもできるぐらい英語ができて、英語の勉強は必要ないんだろう」と思ってました。でも、それは絶対にないと思います。言い回しひとつとっても、勉強は必要です。

#03. 嶋田 健一さん(ハーバード大学医学部 博士研究員)
「聞かなければいけない」「ここで理解がそろっていないと後々事態が深刻になる」という部分をうまくおさえておく。そのために、「聞くは一時の恥」というのが絶対にあると思います。

#04. 松川 倫子さん(NPO法人Acumenマネージャー)
失敗を避けて安定を選び、準備をしてから飛び立つことのリスクは意外と大きく、もしかしたら飛び立ったときには“時すでに遅し”だったり、失敗の量が大きくなってしまって重大なケガをする場合もあるのかな、と感じます。

#05. 礒谷 有亮さん(ニューヨーク市立大学美術史学科 博士号取得候補者)
「近道はないか」と思っているうちは、必要性を感じていないということじゃないかと思います。結局、モチベーションがあって、何かやらないといけないときって、近道を探す余裕もなく、目の前にあるものをなんとかやるしかなくなってくると思うんですよ。

#06. 下向 依梨さん(教育クリエイター)
「ここでひるんだら、自分は成長しないな」と思って、クラスを下げることなく頑張ってみたんです。すると2週間目ぐらいから、「これは私が丁寧に丁寧にしゃべろうとしすぎて、口から出ないんだな」と気づきはじめました。

#07. 井清 桜さん(米系航空会社 客室乗務員)
完璧な英語を求めることはいいことだと思いますが、「果たしてそこまで必要か?」と考えて、「今の私には完璧な英語じゃなくてもいいな」という結論に至りました。
そう思うことで、英語を話すのが楽しくなりました。

#07. 井清 蘭さん(米系航空会社 客室乗務員)
新しい環境では、誰も私の本来の英語力を知らない。ウジウジした英語をしゃべる自分のことも知らない。だから、「過去の自分は完全に忘れて、英語をガツガツしゃべれる体(てい)で行こう」と決めました。

#08. 郡司 まり香さん(ハードウェアエンジニア)
「自分はこの観客や交渉相手に、このことを伝えるために来たんだ」「つたない英語で文法もなっていないけど、伝えよう」と思うこと。それが結果的に良いプレゼンになったのかなという気がします。

#09. 野藤 弓聖さん(字幕翻訳者)
アメリカ英語やイギリス英語に触れてきていたんですけど、今度はトリニダード英語に慣れなきゃいけなくなって、それが最初はすごく大変でした。それまでの英語の常識がガラガラに崩れたというか。

#10. 立石 亮さん(三菱商事勤務、スタンフォード大学MBA)
アメリカに来たばかりの頃は、授業で全然発言できなかったんです。すごくハードルが高くて、「発言することを想像するだけで、胃がキリキリ痛む」みたいな感じでした。でも、ある時、その状況にぴったりの映像を思いついたんです。「これは玉入れだ」と。

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