#19. 山本 真一郎さん(米系複合企業HRビジネスパートナー)

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複合企業のHRビジネスパートナーとしてアジア、オセアニア、欧米の人々と仕事をする山本 真一郎さんに、英単語の覚え方、受験英語のコツ、アメリカ留学中のほろ苦い思い出、さらなる高みを目指す意欲などについてうかがいました。

山本 真一郎 Shinichiroh Yamamoto

福岡県出身。早稲田大学第一文学部を卒業後、ニューヨーク州立大学大学院オルバニー校にて修士課程修了。専攻は文学理論。大学院入学まで英語圏への旅行経験もなく、初渡米では不安に駆られ現地に着くまで機内でリスニング教材を聞き続ける。入学当初、大学院の授業は半分以下しか聞き取れず、また大学構内のサブウェイでレタスの発音が伝わらずにサンドウィッチの注文すらできない己の不甲斐なさに枕を濡らす。その後、屈強なアメリカ人に囲まれながら血の滲むような文学修行を通じて、英語力もメキメキと向上。

大学院卒業後は日本に帰国し、米系消費財メーカーにHR(人事)として入社。その後、一貫してHR畑を歩み、現在は米系複合企業にてヘルスケア事業のHRビジネスパートナーとしてアジア太平洋地区を担当。

Emi
では、自己紹介をお願いできますか?

Shin
はい、山本真一郎です。今はアメリカ系の複合企業でHR*をやっています。インダストリー(業界)としては医療機器、ヘルスケアで、自分はアジア太平洋地域、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドのHRビジネスパートナーを担当しています。
*Human Resources:人事

Emi
いろんな国の人々とコミュニケーションをとるお仕事?

Shin
そうですね。「いわゆるビジネスのリーダー陣のパートナー」という立場で、ビジネスリーダーたちと、人事戦略や、ビジネスを伸ばすための組織作りを考える仕事です。

Emi
日本人、韓国人、オーストラリア人が一緒に集まる場で仕事をしている?

Shin
彼らは別々のところにいるので、基本的にはビデオカンファレンスや電話会議です。また、HRはファイナンス(財務)とタッグを組んでビジネスリーダーをサポートする役目があるので、シンガポールにいるシンガポール人のファイナンスマネージャーともしょっちゅう話をしています。僕が担当しているリーダーは日本人ですが、アジアのリーダーシップチームにはアメリカ人のCEOがいますし、他にもフランス人やインド人のビジネスリーダーがいます。

Emi
かなり国際色の豊かな職場。インターネットを通じて世界の人々と交流している。その際の共通言語は英語のみ?

Shin
そうですね。英語だけです。

Emi
日常、仕事の中で英語を使う割合は?

Shin
仕事の時間だけに限って言うと、半々ぐらいですかね。日本人と話す時は日本語だし、外国人と話す時や外国人のいる会議では英語です。メールはほぼ英語です。

 

小中高では、英検が区切りに

 

Emi
日本にいながら、仕事の時間の約半分は英語を話しているし、英語を書いてもいる。そうやって現在は日常的に英語を使う真さんが、最初に英語と出会ったのはいつどこで?

Shin
最初は小学校の時です。母に「英語はやっておきなさい」と言われていました。おそらく母自身に、「留学したかったけれど、できなかった」という想いがあったんでしょう。それで、小学校3年生ぐらいの頃から、近所の英語が得意な女性のところへ通いはじめました。日本人の方で、英語の塾というほどではない習い事。それが英語との出会いです。

Emi
小学校3年生の時に、いわゆる子ども向け英語教室へ?

Shin
そう。ただ、まだ英語教室としてコマーシャライズ*されているような時代ではありませんでした。「英語の得意なおばちゃんが、近所の子どもたちを集めてABCを教えてくれるところ」です。英検5級までそこで取らせてもらいました。4年生か5年生で取った覚えがあります。
*commercialize:商業化する、ビジネスとして広く展開する

Emi
3年生で通いはじめて、小学校の間ずっとその教室に?

Shin
といっても週に1回行ってなんとなくABCを書いている程度で、全然しゃべれもしませんでした。英検5級については一度落ちているんですが、落ちたのがそのクラスで僕だけだったんです。それで母がすごいスパルタで教えて、「I my me mine、you your you yours」などを叩き込まれたら、5級に合格しました(笑)。

Emi
(笑) じゃあ英検5級に関しては、英語教室でというより、家でお母さんに教わった?

Shin
(笑)そうですそうです。

中学高校は一貫校に行ったんですが、イエズス会のカトリックの学校だったので、校長先生もアメリカ人らしき人。いわゆる受験英語ですけれど、英語教育に力を入れている学校で、外国人の先生もいました。たしか中3までに英検準2級、高1で2級を取りました。

Emi
小学校3年生で英語に初めて触れて、小学校の間は英語教室やお母様の影響で英語を続けていた。中高一貫校ではネイティブの先生が学校にいるような環境で、英検2級まで取得した。中学生で準2級というのはなかなか優秀ですね。

Shin
そう。結構早かったと思います。

Emi
小中高の英語学習は、英検が区切りになっていた?

Shin
そうですね。ただ当時は単純に勉強していただけなので、それを使ってどうこうというのは滅相もないレベルでした。 しゃべることは全然できなかったです。

Emi
お母様自身、「英語を勉強したかった」ということでしたが、おうちの中で英語を使ったり、英語が聞こえてきたりする環境だった?

Shin
いや、まったくなかったです。九州・福岡の田舎の出身なんですが、全然そういうことはありませんでした。「町に外国人がいようものなら、珍しくて、子どもみんなで追いかける」みたいな(笑)。

Emi
(笑)では、小学生の間、英語を使うのは英語教室だけだった?

Shin
「使う」というほどではありません。単語カードを見て「moon」「apple」「car」と言うとか、「My name is Shin.」「Where are you going?」とか、そんな感じです。

Emi
でもまあ、話すことは話していた。結構よく覚えていますね。

Shin
まあ、「確かにあそこで英語を始めたな」という記憶はあります。

Emi
英語教室は楽しかった?

Shin
うーん…どうだったんだろうな。楽しかったんでしょうね、きっと。でも、友達に会えるのが楽しかったのかもしれないです。

ただ、中学で英語が始まった時点ですでに英検5級を取っていたので、最初から「授業で先生が言っていることがわかる」というのはありましたね。

Emi
なるほど。5年生で英検5級を取っていたので、中学でアルファベットから始まるような授業は「簡単だな」と思った。

Shin
そうそう。そこで「簡単だな」「わかるな」「ちょっと好きかも」と思ったのかもしれないですね。「嫌い」や「苦手」という意識はなかったです。

 

英語の構文が、すごく好きでした

 

Emi
中学の勉強の中で、英語は好きな教科だった?

Shin
好きな方でした。僕は暗記が全般に苦手なんですよ。理科や社会など、暗記しなくちゃいけない科目は全然できなくて、受験でも、文系なのに英語・数学・国語を選択したくらいです。だから英語でも、単語の暗記だけは苦手でした。構文は全部わかるからどんどん進むんだけど、ずっと単語力が足りないままだったんです。後ほど話しますが、単語を思いっきり覚えたのは受験勉強のとき。自分の構文の理解力に単語が乗っかってきて、英語力が爆発しました。

Emi
中学では、文法学習のうち、「文の骨組みを知る」という部分が好きだった?

Shin
すごく好きでした。

Emi
「文法が嫌い」という人がたくさんいますが、好きな人にとって、文法というのは何がおもしろいんでしょうか?

Shin
(笑)そうですねぇ…。これは国語や算数にも通じるところがあると思うんですけれど、「型」がわかると物事って理解できるじゃないですか。そういうことを理解のとっかかりにしているタイプの人間は、構文に興味があるんだと思います。何が入っているか、文の中身はわからなくても、構文がわかると結構安心する気がします。

Emi
英文法のどのあたりが、算数・数学と通じている? 数学好きの人が「あーなるほどね」と納得できるような説明はありますか?

Shin
うーん、数学好きな人にどうやったら伝わるか、今すぐには思いつかないですけれど、過去形、現在完了など、文法は全部「これが来たら、単語がこう変化する」という「決まり」の世界。それって、「1+1は2である」という決まりがあるのと一緒。そこが数学の数式と同じだと思うんです。とにかく決まりの世界なので、「決まりをおさえてしまえば、すぐわかるじゃん」と。(笑)

Emi
(笑)

Shin
もう一つ、これは数学的な話とは別ですが、コミュニケーションに興味のある人の方がいいと思います。「伝えたい」という思いがあると、「型を覚えよう」という気持ちも強くなる気がします。

Emi
数式や公式と似たような感覚で、文法を捉えていた。ルールを一旦おさえてしまえば、それを使って分解したり自分で組み立てたりと、応用が利く。

Shin
それに数学の公式に比べて、英文法は圧倒的に簡単だと思うんですよ。ルールがいたってシンプルだから。

Emi
(笑)でも数学が得意な人にとって、英語のルールは不規則なことが多すぎるみたいですよ。

Shin
確かに…そっか。でも、他の言語に比べたら英語なんていちばんシンプルじゃないですか。まあ僕もだいぶ文系に汚染されているので、わからなくなっていますけど。(笑)

Emi
「型を覚えてしまえば、シンプルに考えることができる」という面と、「英語を使って人と話すという目的があれば、学習に前向きになれる」というコミュニケーション面が、文法学習のコツですね。

 

勉強をサボり、高校3年生で火がついた

 

Emi
中学高校の授業では文法理解の占める割合が大きい。受験まで、ずっと英語学習は楽しく進んできた?

Shin
いや、僕の場合は中3から高2の間、英語に限らず全教科、ほとんど勉強しなかったんです。英語は好きだったので、「構文をおさえる」という部分は結構できていましたが、単語ができていなかったのでテストの点数は全然取れていませんでした。でも高3になってから「大学に行きたいな」と思って、めっちゃ勉強したんです。

高3の夏前ぐらいから、「単語が足りないから、とにかく単語を覚えよう」と思って、いわゆる受験英語の参考書を使いました。『ターゲット1900』という単語帳を100%、全部覚えたんです。まず『単語版』を100/100全部覚えて、『熟語版』も100/100覚えて。それから文法の問題集を何冊も何冊も解いて。そしたらなんか受験英語が全部わかるようになっていました。

Emi
中学の最初の2年間は英語が好きで、文法もよく吸収していたが、3年生で勉強がイヤになった。理由はいろいろあると思うけれど、英語に関しては、単語を覚えることが嫌いでイヤになってしまった?

Shin
結局、授業だけでわかるのって構文までなんですよね。理解はできるから。でも単語は、家に帰ってお勉強しないと覚えられない。数学も同じで、授業で先生の言うことがわかっても、家に帰ってそれを演習しないと身につかない。そこを僕は全部サボったんです。中3~高2の間は本当に勉強しなかったので、単語が入ってこなくなった。試験でも、「書かなきゃいけない構文はわかるんだけれど、何の単語を入れたらいいかがわからない」という状態でした。

Emi
学校の授業で習う文法や、教科書レベルの内容理解はできていた。でも、家で復習する時間を取っていないので、単語が定着していなかった。

Shin
高2の頃は授業もあまり聞いてなかったですね。いばって言えることじゃないですけど。高1~2の頃、学校のテストなんて40点ぐらいでしたよ。

Emi
高校2年生までは勉強をお休みしていて、3年生になってから「受験しよう」と決意。一気に勉強に転じた。やるとなったら100%やらないと気が済まないタイプ?

Shin
性格的にそういうところはあると思いますが、予備校の教師との出会いも大きかったです。高校3年生で河合塾に行きだしたんですが、そこの英語の先生の教え方が上手だったんですよ。それがきっかけで、またやる気に火がつきました。3年間ずっとサボっていて、「英単語なんか覚えらんねぇな」と思っていたんですけれど、彼の話を聞いていたら、「あれ?これ、できるんじゃねえの?」という気になって。それでやりだしたら、できるようになりました。

Emi
予備校の先生が、真さんの心に火をつけた。

Shin
とにかく、すべてがわかりやすかったんです。その頃、僕がいちばん苦労していたのは、前置詞や、”go on”など動詞に前置詞がつく句動詞。それが僕は全然わからなかったんです。でも、その先生が「自動詞と他動詞の違い」を改めて教えてくれた。「他動詞は、その後に目的語が来る」「自動詞はそれだけで意味を成す」。その違いから、「どういう時に前置詞が必要で、どういう時に句動詞が発生するのか」がわかるようになった。それが最初の“目からウロコ”でした。

Emi
前置詞や句動詞は、受験生だけでなく社会人の英語学習者にも苦手な人が非常に多い。予備校で文法的な理屈を改めて教えてもらったら、ストンと納得できた?

Shin
「自動詞と他動詞の違い」がいちばん大きかった気がします。そこから一気に全部わかるようになりました。

Emi
学校では、はっきり教わった記憶がない?

Shin
絶対に習ってはいるんだけれど、明確に「それだけの違いだよ」ということを教えてもらってなかったんだと思います。

Emi
文法理解の中で少しモヤモヤした部分が残ったままになっていた。予備校でその根っこを解説してもらったら、一気にいろんなモヤモヤが晴れた?

Shin
そうですそうです。さっき「ルールさえ覚えれば」と言いましたが、ルールの中で、いくつかあやふやなところがあったんです。それが一つずつ全部クリアになって、「ルールが全部見えた」と感じました。

Emi
もともと好きだった構文を軸に、文法がよりはっきりして、自信を持って使えるようになった。

 

受験英語では、点数を落とす気がしなかった

 

Emi
単語はどうでした?

Shin
単語は「覚えるしかない」ということがわかったので、とにかく覚えました。「1日100個覚えよう」と決めたんです。最初に買った参考書に載っていたのが1900語。100個ずつやったら、19日で終わるでしょう? 19日やった後、「1回目に100個ずつできたということは、2回目には200個ずつできるな」と思いました。2回目は半分の日数だから、1ヶ月(19+9.5日)で合計2回できるわけです。それを3ヶ月ぐらいやったら、全部覚えていました。

Emi
すごいなあ(笑)。
参考書を買って、まずは1日100個。具体的にはどうやって覚えていった?

Shin
やり方は本当に地味ですよ。参考書には、意味が赤字で書いてあって、赤い下敷きを入れると消えるようになっているじゃないですか。あれでまずバーッと進めていきます。一語一語に執着せず、とにかく頭に刷り込むような感じでパッパパッパ流していく。100語が頭に入ったら、最初に戻ってもう一回パッパパッパ。それで最後に、覚えているかどうか自分でテストするんです。「間違えたら1に戻る」というのを繰り返しました。「100個連続で全部言えるようになるまで、その日は終わらない」ということです。

Emi
口に出して、単語を読み上げていた?

Shin
読み上げていました。どうしても覚えられない単語は紙に書いていました。

Emi
日本語を見て、下敷きで消えている英単語を100個、どんどん言っていく。間違えたら最初に戻る。

Shin
テスト形式をやるのは一日の終わりです。朝起きてから、日中はひたすらずっと覚えていきます。夜になったらテスト形式に切り替えて、たとえば10個目で間違えたら1に戻る。30個目で間違えたらまた1に戻る。それで通して100個、間違えずにできるまでやる。そのときのポイントは、発音は気にしないことです。暗記しなきゃいけないから。

Emi
スペルはどうですか? 口に出して覚えていると、スペルが疎かになりそうですが。

Shin
スペルは気にしていました。口で覚えながら目でも覚えるので、スペルは明確でしたね。スペルの間違いも間違いに含めていました。

Emi
赤い下敷きで隠しているのは英単語?

Shin
最初は日本語を隠していました。最初からハードルを上げすぎたらできなくなるので、まずは日本語の意味をバーッと覚えていく。日本語がわかるようになったら英語を隠す。最初の1ヶ月は日本語を全部覚える。2ヶ月目ぐらいから英語の方を覚える。3ヶ月間でめっちゃ何回もやりました。

Emi
まとめると、まずは日本語を隠して、英語を見ながら訳をどんどん覚えていく。次に英語の方を隠して日本語を見ながら口に出して言っていく。そのとき発音は気にしない。スペルは気にしておく。たとえば「1日100個」と決めたら、100個全部クリアするまでやる。「途中で間違えたら最初に戻る」など、確実に覚えていく。

Shin
どうしても覚えられないものは、英語の方をひたすら紙に書きなぐっていました。

Emi
覚えにくい単語の特徴はありますか? たとえば、人によって「動作や抽象的な概念は、イメージできないから覚えにくい」「スペルが6文字を超えると覚えにくい」などがありますが。

Shin
長い語や意味が難解なものは難しいですよね。当時は語呂合わせで覚えていました。

Emi
語呂合わせ?

Shin
たとえば…この例はシンプルすぎますけれど、「take」なら「take(タケ)ちゃんが“取る”」みたいな(笑)。全部が全部という訳じゃないけれど、そういうノリで覚えていました。他には、体を使って覚えたり。

Emi
体の動きや音感、見た目など、自分が覚えやすい方法を自分で編み出して、それを使って覚えていった。暗記のコツですね。

Shin
この作戦は GRE*でも使いました。
*Graduate Record Examinations

Emi
GREというのはアメリカの大学院に入るための、大変難しい単語がたくさん出てくる試験。「この方法は日本の受験だけでなく、高度な単語の暗記にも使える」ということですね。

1日100個、200個と単語を吸収。一方で、構文という骨組みはしっかりできていた。文法と単語力が結びついて、自分でも「英語がすごくわかるようになってきたな」という実感があった?

Shin
そうですね。大学受験のときは、英語で点数を落とす気がしなかったです。たぶん早稲田大学の入試でも1問ぐらいしか間違えていません。

とにかく繰り返しです。ひたすら単語を覚えて、構文を復習して、長文読解しまくる。本当にそれだけです。

Emi
長文読解は問題集や過去問?

Shin
過去問が多かったと思います。でも構文をおさえて単語がわかるから、問題なく解けました。最後まで苦労したのは”Having said so, …”みたいな主語を省略して始める文ぐらい。それも繰り返しているうちにわかるようになりました。

Emi
受験に必要なのは、「構文をしっかりおさえる」と「単語をたくさん覚える」?

Shin
もう、それだけだと思いますよ。たとえ点数が伸びなくても、その二つを信じて2~3ヶ月やって、最後は実践演習。それで終わりです。

Emi
これは受験生にぜひ聞いてほしいですね。

 

ヨーロッパの哲学から、アメリカの文学理論へ

 

Emi
そして早稲田大学第一文学部へ。「文学をやっていく」と決めていた?

Shin
そうですね。「文学や芸術系のことをやりたい」と思っていました。

Emi
大学に入ってからは、どうだった?

Shin
大学に入って1~2年は、これまた勉強しなかったんです。本当に勉強しなくて、確か2年が終わった段階で単位が40ほどしか取れていなかったんですよ。「3~4年生はフル単位で行かないと足りない」という状況でした。

Emi
(笑) ものすごいギリギリ。

Shin
でも運の良いことに、僕がアメリカの大学院に行こうと思ったのが3年生の時だったので、そこからGPA*の伸び幅がめちゃくちゃあったんです。3年生と4年生をフル単位で取る。そこでAばかりを取れば、GPAがめちゃめちゃ上がるわけです。
*Grade Point Average:成績を数値化し、単位数で割った値。

Emi
(笑)なんという裏技。「よい子はマネしないでね」ですね。

Shin
そうそう(笑)。「今から大学院に行けるのかな」と思ったら、「いや、逆に行けるわ」となって、3~4年生ではめちゃめちゃ勉強しましたね。とはいえ大学の授業で英語を頑張ったことはありません。もう一度気合を入れて英語を頑張ったのは、TOEFL*とGREの準備をしたときです。
*Test of English as a Foreign Language:英語が母語でない人々を対象とした英語能力測定試験。

Emi
文学部の中では、特に英文学を専攻していた?

Shin
そうです。アメリカ文学です。

Emi
ということは、大学の授業で大量に英文を読んだり書いたりしていた?

Shin
読むことはありましたが、大量ではありません。少量の英語リーディングと、非常に少量の日本語ライティング。英語のライティングはほとんどありませんでした。

Emi
では、「英語の小説などを読んで、日本語でレポートを書く」というような?

Shin
そうですね。それも短めの小説ばかりだったので、気合を入れて英語を読んだことはなかったです。

Emi
受験の長文問題がほとんど100%解けていたなら、小説を読むのにも問題なかった?

Shin
いや、小説の構文は独特なので、非常に苦労しました。単語も受験レベルでは太刀打ちできなかったです。また、省略やスラングなども入ってくるので非常に苦戦していましたね。逆に論文の方が読みやすかったです。

Emi
やはりそこには文芸、芸術の部分が入ってくる。受験英語とは別の種類の英語を読んでいた。日本では英文学と英語を区別していないところがあるけれど、実は違いがある?

Shin
あると思います。正直、いま読んでも小説100のうち100はわからないです。

Emi
大学での2年間は、あまり勉強していなかった。3年生になって、急にアメリカの大学院に行こうと思った?

Shin
それまで僕はずっと演劇をやっていたんです。その夢を21歳の時に辞めて、「どうしようかな」と思っていた頃、フランスの哲学者や自分の好きな小説家など、知識人といわれる人たちにすごく感銘を受けたんです。

Emi
たとえば、誰ですか?

Shin
哲学者でいうと、ジャック・デリダ、ミシェル・フーコーなどフランスの20世紀を代表する知の巨人たちです。そういう人たちが出ている海外のテレビ番組を見て、「すげぇな」と思っていました。とはいえ僕はフランス語ができない。しかもアメリカが好きで、アメリカ文学専攻。小説家ではウィリアム・フォークナーが好きで、大学生の時ずっと読んでいたんです。もともとは中上健次という日本の小説家がすごく好きで、彼の作品を読みながら人生を考えていたんですが、彼がいちばん影響を受けた作家がフォークナーだったんです。そのことを知ってフォークナーを読み、フォークナーからアメリカ文学に入り、ハマっていきました。

フランスの哲学者に憧れていたので、最初は「アメリカで哲学を学ぼうかな」と思いました。でもフィロソフィーという学問はアメリカではそんなに盛んでなく、やっぱりヨーロッパの方が盛ん。「アメリカでは English Department (文学部)がフィロソフィーに対抗するような形でやっているよ」ということを大学の教授に教えてもらいました。

そこで考えました。哲学には行けない。フランス語やドイツ語はできないし、今さら転向する気もない。とはいえ小説研究家になりたいわけではない。どちらかというと思想、「Thinking」といわれるものに興味がある。そんなとき、文学作品を使いながら哲学的なことを考える、文学理論という分野を見つけまして、「これだ!」と。文学理論ならアメリカ、特に東海岸が盛ん。それで「東海岸で文学理論をやろう」と決めました。

Emi
もともと日本で好きだった作家の、最も影響を受けた人からアメリカの小説家にたどり着いた。また、自分の考えを深めていくことに興味があった。学問としてやっていくには、専攻を哲学に変え、ドイツ語やフランス語を学ばなければいけない。そこで、アメリカで、英語を使ってできる文学理論に結びついていった。

Shin
素晴らしいサマリー。そのとおりです。(笑)

Emi
(笑)

 

「はじめてのアメリカ」という感覚

 

Emi
そして東海岸、ニューヨークへ?

Shin
行き先を決めるにあたっては、お金の問題もありました。専攻が文学なので、奨学金が出ないんです。特に修士課程の、アジア人で英語もろくにできない学生が、文学というお金にならない学問をやるのに奨学金なんて絶対に出ません。日本でフルブライト育英会などの奨学金を取れば別ですが、僕はそのあたりの情報を持っていなくて、いきなりTOEFLなどの準備に走り、ようやく準備が整った頃には、もう4年生の夏。

Emi
なにしろ3年生で急に勉強に目覚め、急に留学を決めましたからね。やっぱり「よい子はマネしちゃダメ」な方法だった。(笑)

Shin
(笑)そうそうそう。

アメリカで奨学金を取ろうとしても絶対に無理でした。文学で奨学金を取れる人なんて学部に1人ぐらい。それはアメリカ人やイギリス人が取っていくわけです。僕なんかには絶対に取れない。なので州立大学に絞り、最終的にオルバニーになったわけです。

Emi
ニューヨーク州立大学の修士課程に入学。それまで英語圏への旅行経験もなかった?

Shin
そうなんです。アジアしか旅行に行ったことがなかったので。

Emi
初めてのアメリカは、どうだった?

Shin
いや、感動でしたよ。感動と恐怖とがありました。音楽や映画など、アメリカ文化が好きだったので、アメリカに行くことに関してすごく興奮していたのを今でも覚えています。シカゴに降り立ったとき、もう…全員外国人で。「あのときの感覚は、一生忘れないだろうな」と思います。

英語については、スパーリングなしで試合に出るようなもの。本当に怖くて、行きの飛行機の中でずっとリスニング教材を聞いていました。(笑)

Emi
渡米前にも、小説や音楽、映画などを通じてアメリカに関する知識はずいぶん蓄えていた。初めてのアメリカ、シカゴの空港に着いて、「周りは全員外国人だな」と。福岡で外国人を追いかけていた少年が(笑)。

Shin
(笑)そうそう。みんな体も大きいし。「うわ、アメリカに来たんだな」と思いましたね。その日はオルバニーのウォルマートで買った寝袋で寝ました。そのへんの記憶はやっぱり鮮明ですね。それだけ衝撃だったので。

 

アメリカ大学院、暗中模索の日々

 

Emi
大学院の授業が始まってからは、いかがでしたか?

Shin
これはしんどかったですね。まずリーディングが全然追いつけない。「『来週までに一冊読んできてください』という授業が4つある」みたいな世界。宿題の量が多すぎて、本当に吐きそうでした。

実際、乗り越えられなかったクラスもあります。すごく苦労して今でも覚えているのは、最初にアリストテレスについてプレゼンがあったクラスです。アリストテレスの本をチャプターごとに分け、それぞれ担当のチャプターについて説明する。それが4週目ぐらいで僕に回ってきたんですが、本当に何もできなかったんです。

ちゃんと読んで行ったんですけど、しゃべれないから説明ができなくて。その場では、ほんの少しだけ仲の良かったクラスメイトが「たぶん彼が言いたいのは、こういうことだと思う」と助けてくれて事なきを得たんですが、あの時の悔しさ、しんどさはよく覚えています。結局そのクラスの成績はBでした。僕が2年間で取った唯一のBなんですが、「やべぇ」と思いましたね。

Emi
ひとくちに「大学院の授業」と言っても、分野によって課題の量や種類はさまざま。真さんの専門である文学では、リーディングが大量。4クラス取っていれば、一週間で4冊読むのは当たり前。しかも薄い文庫本ではないですからね(笑)。

Shin
(笑)毎週1000ページ以上の課題がありました。もちろん読みきれない。そのうえ、授業によってはペーパー*を2~3枚書いて持って行かなきゃいけない。
*paper:小論文、エッセイ、レポートなど。

Emi
英語ネイティブたちが苦労して読む量。同じ課題を、アメリカに行ったばかりの留学生がこなしていかなきゃいけない。そうした中、プレゼンテーションでほろ苦い思い出ができた。

Shin
同じ学年で入った学生で、アジア人は僕一人だったんです。最初はもう一人いたんですが、その子はドロップ*してしまったので、最終的にその学年の留学生は僕一人だけでした。だから結構しんどかったですね。
*drop:履修途中のクラスを自ら取り消すこと。

Emi
大量に読まなきゃいけない、書かなきゃいけない、話さなきゃいけない。授業を聞くという面でも辛いことの連続。どうやってモチベーションを保っていましたか?

Shin
いやぁ…どうやっていたんでしょうね。モチベーションの前に、まず危機感が来ました。「これは本当に大変だぞ」「結果が出ない」と思いました。プレゼンでコケて、ペーパーを書こうにも、それまで英語でたくさん書いたことがなかったので、まったく自信が持てなかったんです。

「これはやばい」と思って、学期の最初のうちに教授のオフィスアワー*に行きました。2人の先生を訪ねたんですが、1人はまったく取り合ってくれませんでした。僕があんまりしゃべれないから、「もう忙しいし、頑張ってやれよ」「ライティング・センター**にでも行けば?」という感じで門前払い。
*office hours:教授など授業の担当者が、学生からの質問や相談を受けるために設けている時間。 **writing center:ライティングについて、個別に添削やアドバイスを提供する大学内のサービス。

でも、もう1人の―最終的に僕はこの先生に師事したんですが、先生が話を聞いてくれました。僕がつたない英語で「こういうことを考えている」「こういうことを研究したいんだ」と説明すると、「確かにお前は英語はできないけれど、賢い奴だ」と言い出して。「英語力が足りないのはしょうがないから、インディペンデント・スタディ*をしてやろう」「クラスではなく、俺とワン・オン・ワン**でやろうじゃないか」と言ってくださったんです。それが最初の突破口でした。それまでは本当に暗中模索。どうしたらいいかわからなくてオフィスアワーの門を叩き、一人の先生に受け入れてもらったというわけです。
*independent study:通常のカリキュラムとは別に、学生が自らのテーマに沿って研究をおこなうことに対して単位を与える個別指導型の授業。 **one-on-one:一対一。マンツーマン。

Emi
暗中模索、自分でも何をどうしたらいいかわからない状態の中、教授を訪ねた。2人のうち1人の先生がアドバイスや励ましをくれ、さらに具体的な対策として、クラスではなく一対一で、真さんのやりたいことを深めていく時間を設けてくれることに。

Shin
僕は博士課程に行きたかったので、「GPAをそれなりにしっかり取らなくてはいけない」という強迫観念もありました。「とにかくやらなきゃ」と。

Emi
先ほど「一つだけBを取ってしまった」というお話がありましたが、そういうクラスがあると平均が下がってしまう。「博士課程への進学には、成績の一つ一つが大きく影響する」という危機感があった。

似たような境遇のアジア人がドロップするような環境の中、助けてくれる教授、そして「成績を上げていこう」という意欲によって、なんとか踏みとどまっていた?

Shin
踏みとどまった要素にもう一つ加えるなら、博士課程にいた日本人やアジア人留学生の励ましがあったと思います。

Emi
博士課程には日本人を含め、アジア人がいたんですね。

 

“レタス事件”の打撃

 

Emi
プロフィールにある“レタス事件”が起きたのは、この頃ですか?

Shin
(笑)そうですそうです。入学して1ヶ月ぐらいした頃、Bを取る前ぐらいの時期。学校のキャンパスセンターというビルの1階にSUBWAY(サブウェイ)があって、そこでサンドイッチを注文したときのことです。

サブウェイなんて行ったことがないから、そもそもパンの注文からドギマギするわけです。よくわからないけど「ウィート*」、「トースト」などと言って進んでいき、野菜のところになって「Can I have tomatoes? Pickles?」と。そして、「レタス」と言ったんですが、全然通じない。「WHAT?」と言われて、「レタース!」とかってすごく気合を入れて言ったんですが、通じなくて(笑)。「あ…this one, this one」と指さして、レタスを入れてもらいました。
*wheat:ここでは、全粒粉のパンのこと。

ちょうど、後にBを取るクラスで非常に苦労していた頃だったので、「え? 文学を勉強しにアメリカへ来たのに、『レタス』の発音もできない。俺は一体何なんだ」と本当に凹みました。もう一生忘れないです。トラウマになって、僕、今でも「レタス」って英語で言いたくないですもん(笑)。

Emi
英語が得意で、「哲学につながることを極めていこう」という志をもってアメリカに来た。ところが、授業は予想以上にキツかった。そこに、「自分はサンドイッチの注文も満足にできないのか」という不甲斐なさが重なってしまった。

Shin
でも実はこれ、時間軸でいうと、それで本当に凹んで「このままじゃダメだ」と思ったことが、オフィスアワーにつながるんです。「アリストテレスでできなかった」、かつ「レタスができなかった」、そこからの「オフィスアワー」。

Emi
じゃあ、“レタス”のおかげで「いよいよオフィスアワーに行くしかない」と追いこまれ、そこで突破口が見つかった?

Shin
はい、そうです。

 

自主トレで、「言えなかった」を言えるように

 

Emi
そこから、プロフィールにあるように「英語力はメキメキと向上」?

Shin
「メキメキと」といっても、結局時間はかかるんですけれど、とにかく怖がらずに外国の方としゃべるようにしました。アメリカ人の友達を誘って飲みに行ったり、相手の言っていることがよくわからなくてもとりあえず議論をふってみたり。そういうことをずっと繰り返していました。

「授業で質問したかったけど、できなかった」など、“語られなかった言葉”が自分の中でどんどん積み上げられていくわけです。それで、家に帰ってから、目をつぶって「どうすればそれを教室で言うことができただろうか」「どう言えばよかったかな」と考えながら復習していました。

Emi
学校以外でも、なるべく言語的文化的にネイティブのアメリカ人たちと話す機会を作るように。それも、カジュアルな話だけではなく、議論につながるような会話を持つようにしていた。また、授業中はどうしても言いそびれてしまうことがあるので、家に帰った後、「もう一度チャンスがあったら、自分はどんなふうに切り込んでいくかな」と考えていた。

「もし言えるなら、こう言いたかった」という内容を、実際に口に出していた?書いていた?

Shin
書くまではしませんでしたが、言っていましたね。「その時の情景を頭に思い浮かべてしゃべる」というのをやっていました。

皆さんありがちだと思いますが、言いたいことが頭の中にぼんやり浮かんでいても、「なんて言おう」「どう文章にしよう」と考えているうちに話が流れていってしまう。それを一人で改めてやるという感じでした。

Emi
言いたいことがあって、それを英語で表現できても、リアルタイムで現場の速度に乗れるようになるには別のトレーニングが必要。「その場の流れをつかんで、自ら発言する」ということを自主的にトレーニングしていた。それは功を奏した?

Shin
しゃべる回数は担保できるようになってきました。「一つの授業で1回は発言しよう」と決めて、それはできるようになりました。次の段階では、「あの質問は、なぜもっとうまく聞けなかったんだろう?」「あの発言は、なぜもっとうまく言えなかったんだろう?」と考えて、また家で自主トレ。とはいえ2年間で満足のいく発言ができたのは、数えるほどしかありませんでした。

Emi
自分で「あのとき言えなかった」「悔しいな」ということを持ち帰る訓練の中には、段階があった。まずは回数を増やす。その後、よりよく言える方法、質的な向上を目指す。

Shin
でもまあ、最後まで満足にはできなかったかな。

Emi
辛口な評価ですね。

Shin
書くのはだいぶ良くなりました。でも、しゃべるのは、僕の中で最後まで合格ではなかったです。

 

帰国後の成長、さらなる高みへ

 

Emi
2年間の留学を終えて、日本に帰国。現在の会社に就職した?

Shin
いえ、転職をしているので、最初は違う会社でした。アメリカ系のP&Gという会社に人事職で入りました。 P&Gは本当にグローバライズした会社なので、メールは全部英語で、日常から英語をガンガン使う機会がありました。英語をしゃべる力がさらに伸びたのはP&Gのおかげだと感じています。

Emi
場所は日本だけれど、仕事で英語を話す機会が増え、そこで上達した。日常ずっと英語をしゃべっていた?

Shin
いや、そこまでではありません。日本人同士は日本語で話していました。とはいえ、「人事本部長は外国人、30人中3~4人が外国人」という感じでした。だから組織の中でも英語をしゃべっていました。僕は日本担当だったので、シンガポール、インド、中国など各国の担当者たちと定期的に話す機会がありました。

Emi
今の環境とかなり近い?

Shin
そうですね。英語を使う頻度や環境という意味では近いです。

Emi
文学専攻でずっと英語を勉強してきたことで、読み書きが上達。アメリカ留学が終わる頃、「話す面ではまだまだ」という自己評価だったけれど、日本帰国後に鍛えられて、今はその部分も上達している?

Shin
そうですね。今でもネイティブのようにはしゃべれないですけれど、ビジネス英語で困ることは基本的にないですね。日本人が僕一人だけでも、普通に議論できます。

Emi
英語について、今後の目標は?

Shin
HRとして、特にグローバリー・コンペティティブ*になろうと思うと、英語のフルーエンシー**は重要です。
*globally competitive:世界レベルで競争できる **fluency:流暢さ

おそらく今のままでも、アジアでならコンペティティブになれます。アジアのどこの国に行っても、HRとして活躍できるレベルの英語力はあると思っているからです。ただ、グローバルに、たとえばイギリスやアメリカでも優秀なHRプロフェッショナルとして勝負して行こうとすると、「今の英語力では足りない」と思います。

一つにはプロナンシエーション*。あとは「ネイティブの人たちがよく使うフレーズを、もう少し身につけていかないといけないな」と思っています。
*pronunciation:発音、明確な表現、アクセント、イントネーションなど

Emi
英語は世界中あちこちで使われているので、「ネイティブ」といってもいろいろ。真さんは、「アジアでなら、ネイティブを含めて話す場で、もうじゅうぶん太刀打ちできる。一方、欧米のネイティブがいる環境では、文化的言語的に、もっと成長させなければいけない部分がある」と感じている。

どこまでも自分に厳しいですね。今後ますますトレーニングを積んでいかれるんでしょう。

Shin
いやいや、とんでもないです。そこになかなか時間が割けていないのが反省点です。「やんなきゃいけない」、「このインタビューをきっかけに、またちょっと気合を入れてやろうかな」と思っています。

Emi
本日はありがとうございました。

Shin
ありがとうございました。

おまけ:Subway での注文

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