足りないことを補う勉強に限界を感じていた
「もっと英語が上手くならないといけない」
そんな考えが、英語の講師を14年間し続ける中で、私の中にずっとありました。私がもっと上手く英語を話せたら、生徒さんにもっといいサポートができると思っていたんです。今年に入ってからは1人で勉強することへの限界を感じ、さらに英語を学べるところを探していました。
英語力を上げるために、足りないところを指摘してくれるような塾に申し込もうと思ったのですが、なぜか心が動かず。そんなときに思い出したのが、以前から存じ上げていたえみさんのKECでした。ホームページを見て、すぐに申し込みを決めました。プログラムの中でどんなことをするのかは正直わからなかったのですが「ここなら今までとは違うことを学べる」と直感的に思ったのです。
完璧を目指すより、自分らしいコミュニケーションを
体験セッションでのえみさんとの会話は、人としてコミュニケーションを取っている感じがしました。それまでの私は、英語でコミュニケーションを取るときは、いかに正確に話せるかにフォーカスしていました。セッションでもそこを見られると思っていました。でも、えみさんは違いました。「私がどんな風に人と関わりたいのか」を聞いてくれたんです。
プログラムの中では、自分自身が英語でコミュニケーションを取っている動画を見て、振り返る時間がありました。それを見て、わざとらしくオーバーなリアクションを取っていることに気づきました。本当はそういう反応の仕方はしたくないのですが、無意識にそうなっていたのです。えみさんにその気持ちを話すと、なぜそうなってしまうのかを、質問を通して深掘りしてくれました。
思い出したのは、20代の頃に海外で暮らした経験です。当時の私は英語を話すことができなくて、表情やジェスチャーで嬉しい気持ちを相手に伝えようとしていました。相手の方はそれを見てすごく喜んでくれる。そのときのコミュニケーションの癖が残っていたようです。根っこには、「英語では誰とでも卒なくコミュニケーションが取れていないといけない」という思い込みがありました。だから、オーバーにリアクションをして、どんな人が相手でも会話を盛り上げようとしていたのだと気が付きました。
それを知ったえみさんが「日本語でも人によって話しやすさが違ったり、上手く表現できないことってありますよね」と言ってくれました。それが、本当に新鮮でした。日本語だとそれが許せるのに、英語だと完璧でないことが許せなくなっていたんです。それに気づけたことで、自分らしいコミュニケーションを大切にできるようになりました。
講師として、広い視点で生徒さんを見れるようになった
自分の生徒さんとの関わり方も変わりました。生徒さんから答えを引き出すことはこれまでも大切にしていたものの、内心では「私が答えを持っていないとダメだ」と思っていました。もちろん必要なことは教えたりお伝えしたりするのですが、KECのプログラムを受講してからは、生徒さんをもっと信じるようになりました。
まさにえみさんが私に対してしてくれたように、私も生徒さんがしたいコミュニケーションや学び方を一緒に探るようになりました。英語力を上げることだけではなく、今までよりも広い視点で生徒さんをサポートできるようになったと思います。英語は日本人にとっては外国語なんだから、完璧でなくてもいい。コミュニケーションを楽しむために、どんどん使っていけばいいんですよね。
英語で学ぶことの楽しさを思い出させてくれた
実は、講師の仕事をする中で、私自身が英語に触れる楽しさを忘れてしまっていた部分がありました。「もっと英語力を上げないとダメだ」と思うようになり、いつしか私にとって洋書を読むことや英語の動画を見ることは、勉強のためにやることになっていました。英語力を上げるために良さそうなものを選ぶので、当然どれもつまらないのです。調べものをするときも「英語のみで情報を得るのは、自分にはまだ早い」と思っていて、日本語での解説があるものを選ぶようにしていました。
「英語は勉強のために触れるもの」
「完璧に英語が出来ないのなら、日本語の解説も必要」
そんな2つの思い込みの枠を外してくれたのも、えみさんでした。私の内面にある悩みを聞いてくださった上で、私が興味のありそうな英語の文章や動画を送ってくれました。日本語だけの世界にとどまらず、自分の好きなことをベースにもっと楽しみながら英語に触れていいんだと背中を押してくれたような気がします。
気づいたら英語で情報を集めることが当たり前になり、何か知りたいことがあったら日本語と英語の垣根なく、両方の言語で調べ物をするようになりました。今では、日本や海外の文化に触れたり、いろんな国の人とコミュニケーションを取ることも新しい趣味になっています。
私のように「英語の勉強を頑張らないといけない」と思っている方にこそ、KECをおすすめしたいです。私のエピソードは一例で、えみさんは人によって切り口を変えてくださると思います。えみさんの引き出しから、何が飛び出してくるかはわかりません。でもきっと、そこには新しいご自分との出会いや発見が待っていると思います。