イベントQ&A #3: ライフスタイル

第3弾は「ライフスタイル」に関わるご質問。
ゲストの人生観、人生における選択、生活の仕方などについて、ちょっと覗いてみましょう。

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★=ゲスト、ホストの回答 ☆=参加者の回答
1. 皆さんが大切にしていることは何ですか?
★良いご縁。(神谷えみ)
★物事を細かく観察して本質になっていることを見抜くよう努力すること。あとはそれに一つ一つ自分なりの理論を持つこと。観察と認識。(礒谷有亮)
★自分と他人は違うけど、コミュニケーションを取れば理解できる、という感覚でしょうか
★人と壁を作らないことです。
★楽しい人生を生きること。自分に正直に生きること。
★漠然としていて答えようがないです。(平松里英)

2. 英語を話せるようになって一番よかったことは何ですか?
★あまり考えたことがなかったのですが、たまたま今、両親を連れてアメリカ、カナダを旅行しているので、家族水入らずで安心して旅を楽しんでもらえていることに「よかったなぁ」と感じています。(神谷えみ)
★深い話をできる相手の数が圧倒的に増えたこと。色んな人の人生を知れること。旅行・仕事・学業などどの場面でも選択肢が増えること。(梅田 麻友子)
★世界の把握の仕方が1チャンネル増えたこと。(礒谷有亮)
★世界がずっと広くなったことです。それにともなって、自分の中の世界もずっと広くなりました。
★英語に慣れて、Noが(日本語でも)いいやすくなった心境の変化は大きいかもしれません
★ベタですが、やはり違う国の人達と話せることです。
★日本語・英語で情報が得られること。いろんな国の人と話ができること。
★発想が自由になり、人としての幅ができたこと。自分を解放できたこと。漠然と物事を考えるのではなく、理論的に考える訓練ができたこと。日本語以外の友人、まじめに色々と議論できる(日本人からして小難しいことを話し合うのは当たり前!)友人ができたこと。(平松里英)
3. 大学受験をどう乗り切るか。アドバイスをお願いします。
★18?歳の一斉試験はたくさんある選択肢の一つだけ。自分が知っている人たち500人が全員くぐり抜ける道だからといって、世界にはそこをくぐり抜けていない人はそれ以上必ずいる。大学も就職とパートナー探しと一緒で出会いとタイミングもあるので、選択肢を狭めず、頑張るだけやってご縁がなかったら、もっと他の選択肢を探すきっかけをもらったのだと思えばいいかと思います。(Tomoko)
★絶対に行きたい大学を見つけること。テストや模試の結果に一喜一憂しすぎないこと。勉強に集中できる環境を見つけること(学校なり、地域の図書館なり、お気に入りの場所があるとやる気も出る気がします)。頑張ってください!
★合格してからやりたいことをイメージすること。あとは受験のため、と思ってしまうとやる気がなくなるので、受験勉強もどこか何かの形で役に立つかも、と思い込む(?)こと。英語などはわかりやすい例ですね。文系志望で理系の勉強は意味がないかも、という場合は少し難しいですが、嫌々やっていた物理や化学、地学の知識が将来なにか大きな事故や災害に巻き込まれた時に役立って死を免れることになるかも、くらいの妄想でもいいのではないかと思います。そういうばかばかしい軽さも長期の受験期間を乗り切るのに必要だと思います。(礒谷有亮)
★受験をした先に何があるか、大学で何を学びたいか、その後にどんなキャリアを目指したいかetc、ぼんやりとでも常に考えて、受験を通過点と見るようにする…でしょうか。受験のシステムはそう簡単に変えられないので、やりたいことをする為の登竜門と考えて頑張ってください!!(梅田 麻友子)
★勉強のおもしろさを教えてくれる良い先生、一緒にがんばる仲間、素敵な大人とたくさん出会うこと。受験の先にあるものをイメージすること。(神谷えみ)
★一般的すぎて答えにくい質問ですね。頑張るのはもちろんですが、ただ問題集などをひたすらこなすのではなく目的意識を見失わずに、工夫して乗り切ってください。応用力が無ければ大学受験を終えた後使い物になりません。
★大学受験の勉強は、人それぞれですが、割り切って勉強したほうがいいと思います。法則に従ったもの勝ちなので。
4. 英語を使ったキャリアの将来性、キャリアへの活かし方について、どうお考えですか?
★英語を使いたいというよりやりたいこと会いたい人いってみたい場所のために必要だったので英語を使わざるを得なかったという感じがあります。人によりけりではありますが、そのゴールやあこがれを具体的にすることが結構モチベーション維持のためにも大切なのかなと思います。(村井裕実子)
★他の外国語に比べて扱える人の数が多く、これから(少なくともしばらくの間は)その数がさらに増えていくはずなので、「スキル」として英語を持っていることが直接キャリアに大きな影響を及ぼすことは減ると思います。結局は「英語はあくまでツールであり、話す内容が問題」、という月並みな言い方で落ち着くのかもしれませんが、「英語(あるいは言葉)を学ぶ」こと自体に自分で意味を与えられるかどうかで自分の「持ち物」としての意味が変わってくるのではと思います。(礒谷有亮)
★英語がなくては成り立たない仕事をしたいのかどうか、個人の興味というかやりたい仕事に結果として英語が付いてくるかどうかで英語ありきでキャリアを考えるということはしたことがなかったですね。
★フットワークは軽くなり、チャンスは増えるかと
★完全に職種・業種によりますが、英語はあくまで情報伝達のツールですので、英語で会話ができる力にプラスして、専門知識を持って英語で業界のことを語れるようにならなければキャリアには役立たないと感じます。
逆に語学力を職場でどれだけ活かせるかというのは、徹底的に社内の人に話を聞いてみないとわからない部分も多いです。例えばアメリカに駐在していても、銀行や商社であればお客さんが皆日系企業のため、仕事のやり取りはすべて日本語というのもよく聞く話です。自分がどの程度英語を使って仕事をしたいかをよく考えてみると、どういう選択をすべきかが少しは見えてくるかもしれません。(梅田 麻友子)
★「英語→キャリア」ではなく、「キャリア→英語が必要なら学ぶ」という順に考えるといいのかなと思います。もしキャリアを築く中で必要がなければ、英語を使わない選択も十分アリです。(神谷えみ)
★英語を活かして仕事をする、というより、英語がなくては話にならないところに飛び込んで頑張るのが自然かもしれません(僕の場合はそうでないと続きません)
★国際社会に出ると、英語を喋る人は多いですが、日本語を話せる人は少ないです。なので英語を少し勉強するだけで、日本国外に出れば貴重な人材になります。漠然と続けるのは難しい(平松里英)
5. 英語を使って仕事をする面白さと大変さは何ですか?「ここは気をつけた方がよい」というアドバイスをお聞きしたいです。
★わかりやすく自分の考えを伝えられるかが面白く大変です。アウトプットについてはとにかく使えるものだけ使うことを意識しています。無理に難しいことを言ったり書いたりせずに、自分が100%に近い形で理解している、用いることのできるものを可能な限りシンプルな形でアウトプットする。それからそのできる範囲を徐々に押し上げていくことが大事なのだと思います。(礒谷有亮)
★物の言い方によって相手の受け取り方が大きく違ってくる(日本語と一緒ですね)ので、言い回しに常に苦労しています。また、謙遜しすぎるとかえって自信がないように見えるのであまりしないようにしています。
★面白さは、一緒に仕事をする人の数と幅が圧倒的に広がること。大変なのは、相手がネイティブの場合、会議・交渉の場等でこちら側が不利な立場になりやすいこと。神経を使います。相手が自分と同じノンネイティブの場合は、その人の英語力レベルによってコミュニケーションの質が著しく落ちてしまうこと。互いに理解するのが難しくても英語以外の手段がないので、物事を進めるのに通常よりも時間が掛かります。(梅田 麻友子)
★仕事やプロジェクトでご一緒できる人の数が増えるというところが、面白さであり、大変さでもあるかなと思います。「気をつけた方がよい」は思いつきません。むしろあんまり慎重になりすぎず、なんでも怖がらずに挑戦する方がよい気がします。(神谷えみ)
★英語を使うこと自体に感想はありません。日本人は謙遜が過ぎるので、そこはしすぎないようにしています
★日本人の当たり前はみんなの当たり前ではないので、その事を頭の片隅で考えられれば失敗はないと思います。
★漠っとしすぎて、もう少し絞ってもらえると鍛えやすいのですが…。あえて言うなら英語が目的にならないように!(平松里英)
6. 人生観を変えた本や人物について教えていただきたいです。
★人生観が「変わった」という経験はありませんが、中学のころの恩師たちの言葉で自分の人生観が形成されているなとよく思います(もちろん土台には家族がいますが)。大人になって三島由紀夫の『葉隠入門』を読んで、そのエッセンスのほとんどがそこに書いてあって驚きました。なのでこれが座右の書です。(礒谷有亮)
★あえてとってもゆるい内容の本ですが、「パリでめしを食う」という、パリで生活する日本人のエピソードを集めた本がとても好きです。(梅田 麻友子)
★人生観が変わったことはありません。どのポイントでいつ振り返っても、「あいかわらずだなぁ」と思うことばかりです。(神谷えみ)
★特にシェアできるものはないです
★「我が盲想」モハメド・オマル・アブディン
現在学習院大学で教鞭を執っている、視覚障がいのスーダン人の方によるエッセイです。戦火を逃れて日本の福井県にマッサージの勉強に来て、学業の道を志すことになった経緯が面白おかしく書かれています。語学を学ぶことについての苦労もたくさん書かれてあり、共感・驚く部分がありました。
★大学時代の先生(カナダ人の先生)からのアドバイスや意見。(平松里英)
7. なぜ今の仕事を選ばれたのですか?
★小さい頃から目指していたから。でも本当にこれがやりたいのか、また別の道を考える時期なのではないか、などと日々悩む毎日です。(礒谷有亮)
★英語を使う部署への配属が約束されていたこと。海外出張・駐在のチャンスが多そうだったこと。(梅田 麻友子)
★「選んだ」という感覚はありません。気づいたら、流れ着いていました。(神谷えみ)
★大学のときから研究者になりたいと思っていたからです
★フリーで翻訳をしていますが、場所を選ばずに仕事ができること、語学力を磨き続けられることが決め手です。
★英語をツールとして使う仕事をすると思っていて、通訳者になるとは思っていなかったが、友人に頼まれて通訳まがいのことをした経験がきっかけで向いている気がして、もっとやってみたいと思い、この道に入った。(平松里英)
8. 10年後、20年後、どこでどんなことしていると思いますか?夢や、仕事・プライベートの計画を聞いてみたいです。
★大学で研究職、とずっと考えてここまで来ましたが、最近少し見直すタイミングなのかな、と思っています。ということで現状は白紙です。(礒谷有亮)
★一つの場所にこだわらず、色々な国や都市で生活ができていたら良いなと思います。今の仕事を続けていたとしても、元々興味の強かった幼児教育・学校教育・キャリア教育に関わる何か別の活動にも本格的に携わっていられたらなと思います。(梅田 麻友子)
★夢や計画を持たないタイプなので、1年後でさえどこで何をしているかわかりません。でも、たぶんおもしろい人たちとおもしろいことをやっています。(神谷えみ)
★全くわかりません笑。世界の何処かで仕事に明け暮れている気がします。
★10年後はまだ同じ場所にいそうです。職場は違うかもしれません。20年後は子供も独り立ちするので、日本で悠々自適にしてようと思っています。
★フランス語とスペイン語を向上させて冒険したい。(平松里英)
9. おすすめの洋画、洋書は何ですか?
★https://en.wikipedia.org/wiki/Le_Concert, The Notebook, あとはNetflixで無限におすすめがあります。詳細は個別に。(Tomoko)
★Perks of being a wallflower, East is East, School of Rock.
A thousand splendid sun by Khaled Hosseini, Miguel Street by V.S. Naipaul
★LION, The Family Man, Butterfly Effect(梅田 麻友子)
★Wretched Writing: A Compendium of Crimes Against the English Language(神谷えみ)
★Ignorance by Stuart Firestein
★映画はどれも好きですが、最近ではメリル・ストリープのthe Postが面白かったです。Tipping pointは面白かったです。
★多すぎて一つに絞れません!(平松里英)
10. アメリカでの就職について、アドバイスをお願いします。
★私は駐在員として働いたことしかないので何とも言えませんが、visaが必要な場合、アメリカでの学歴がないと、ただでさえ難関なvisaのスポンサーになってくれる企業を探すのは不可能に近いと聞きます。また、運良くスポンサーが見つかったとしても、現実として足元を見られた条件を提示されたり、自分の本意ではない仕事をする事になった時に「アメリカで就職すること」と「自分の希望(またはそれに近い)仕事をすること」の優先順位をしっかりと考えて選択することが大事だと思います。経験重視のアメリカでは、その選択が後々キャリアを積んでいくうえで物を言う場合も多いです。(梅田 麻友子)
★「職業→アメリカ」の順に(逆にならないように)気持ちを固めるといいと思います。決してラクな道ではないので、早い段階で「アメリカがベストの選択だ」と言い切れるかよく確かめておくと、いざというときに踏んばれるのではないでしょうか。(神谷えみ)
★まずは就職状況を知ることが大事だと思います。その人自体に特別なニーズがあればちょっとぐらい問題があっても(英語、性格、etc)人格を尊重してくれるはずです。ただ、ニーズは往々にして自明じゃないので、リサーチが必要です
★イギリスなのでアメリカの就職に関してはアドバイスはできません。(平松里英)

 

イベントQ&A シリーズ
#1: 英語学習のコツ
#2: 日本と外国
#3: ライフスタイル
#4: 言語、教育

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