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インタビューでお話をうかがっていると、実際にはとっくに過ぎ去ったことなのに、まるでその場に居合わせているかのように感じることがよくあります。ノリノリで突き進んだり、大きな壁にぶつかったり、もがいたり、勇気を振り絞ったり。学習過程にはさまざまなドラマがあるものです。
今まさにそんなドラマのまっただ中にいる学習者のみなさんも、いつか「過去の話」として、後に続く人たちのために体験談を語る日が来るかもしれません。KECは学習者のみなさんを応援しています。
#11-20のエピソードをぎゅっとまとめました。Takeaways from #01-10も、ぜひどうぞ。
※お名前をクリックすると、本編へ進みます。
#11. 四宮 貴久さん(俳優、ダンサー、演出家)
コミュニケーションがちゃんと取れていないのに、勝手に憶測で動いてしまった。なんとなくわかったフリ的な間違いのせいで、自分自身に負のことが起きてしまう。生活に慣れてしゃべれるようになってくると、そういったことを回避できます。
#12. 安田 奈々さん(翻訳家、米国公認会計士)
その時期が私の人生で一番キツかったんですけれど、実は人生で一番英語が上達したのも、その5年間でした。キツかったけど、でも「あれがなかったら、たぶん英語を使って仕事をする今の私はなかったな」と思います。
#13. 関根 大輔さん(アスレティックトレーナー)
「一人で勉強したり友達としゃべったりしていればラクだけれど… うーん、じゃあ行くか」みたいな感じで(笑)。今でもそうですが、当時は特に「居心地の良い環境にいるより、居心地の悪い環境にいる方が成長できる」と思ってやっていました。
#14. 岩野 仁香さん(小児救急医)
英語で表現できること、ニュアンス、醸し出す雰囲気などに憧れていました。見たこともない表現が出てくるのがおもしろくて。今でもそうです。日本語でも英語でも、流行り言葉など、毎日、違うことが見つかります。
#15. 井内 詩麻さん(現代アーティスト、アートエデュケーター)
将来に対する強いビジョンを持つまでは、「私は英語がしゃべれないから」「発音が悪いから」「通じないから」と、黙っていることが多かったんですが、「いや、黙ってちゃいけない」と思い、しゃべるようになりました。
#16. 太田 みず穂さん(カリフォルニア大学サンディエゴ校 生物化学博士課程)
「日本で暮らしていたのに、英語の方が使える」というアイデンティティに共感できる人が、私の周りでは学校にしかいなかったからです。アメリカの大学では、さまざまな国から来た留学生が大勢いたので、そこで世界が広がりました。
#17. 梅田 麻友子さん(日系精密機器メーカー勤務)
「英語を勉強するのではなく、英語を使って別のことを勉強する」という環境に初めて入って、苦労したとは思います。それでもやっぱり、「成長できている」という実感がありました。そのことがすごく嬉しかったんです。
#18. 橋本 有子さん(お茶の水女子大学 体育・ダンス専任講師)
「言葉は、ただの記号」としか捉えていなかったところへ、「意味があって、背景があって、そして言葉があるんだ」ということがつながった瞬間、「言葉って生きている」と強く思いました。そうしたら、もうスルスル頭に入ってくるようになったんです。
#19. 山本 真一郎さん(米系複合企業HRビジネスパートナー)
「英語力が足りないのはしょうがないから、インディペンデント・スタディをしてやろう」と言ってくださったんです。それが最初の突破口でした。それまでは本当に暗中模索。どうしたらいいかわからなくてオフィスアワーの門を叩き、一人の先生に受け入れてもらったというわけです。
#20. 栄枝 直子さん(オクラホマ大学気象学部アシスタント・プロフェッサー)
「それ何?」「いま言った人、なんて名前?」などが自然に聞けるようになり、グループの会話に少しずつ入れるようになっていきました。特に大学院生って、説明したがりの人が多い(笑)。だから、「え、いまの何?」と聞くと、みんな嬉々として答えてくれるんです。